「レイアウト仕業人 Ken & Chico」の松本謙一と申します。鉄道模型は1歳半のときに、父に最初のHOセットを与えられて、そこからスタートしてもう60年の付き合い、自分自身の固定レイアウトは小学校5年生のときに造りはじめていますから、ちょうど半世紀を「ああでもない、こうでもない」とやってきたことになります。
しかし、自分のことを振り返って見ますと、鉄道写真でも、模型工作でも、感性がもっとも冴えるのは中学、高校生時代です。そういう年代には、見た瞬間の感動がそのまま作品に写し取れるものです。どんなプロの技も、その新鮮さに勝つのは容易ではありません。
ところが、年齢を重ねながら、そういう「直感の冴え」を維持するのは、なかなか難しいものです。世の中のわずらわしいことにさらされて、感動する瞬発力が鈍っていきます。
技とは所詮、その「直感の冴えの衰え」を補うために磨くものかもしれません。
「JAMコンベンション」は私にとって、「挑戦の場」です。
今年は大勢の高校生の諸君のレイアウト作品が集まるそうです。そのフレッシュな感覚に負けないだけの表現力が見せられるか?
正直、会場で学生諸君と勝負と思って、気を入れています。
今年は小レイアウトを米国型二つ、ドイツの風景一つ、日本海側地方の小私鉄の昭和30年代初頭風景一つの、レイアウト計4点を出品します。
理事作品の展示はテーマが「中学、高校生時代の趣味作品」ということですので、高校1年のときに作った明治の古典蒸機と、2年生のときに撮影の鉄道写真1点を出します。
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